『方向転換』とは?

院長
院長

ちひろさん、こんにちは!

今日はどうされましたか?

院長先生、こんにちは!

バスケの試合中に切り返しで膝を痛めちゃいました...。

ちひろ
ちひろ
院長
院長

バスケは膝のケガが多いスポーツですからね。

今は、しっかり休んで治療することが必要です。

そうですか。

大会までに間に合いますか?

ちひろ
ちひろ
院長
院長

状態を確認してからにはなりますが、間に合うようにサポートさせて頂きます!!

早く治すにはどうしたらいいですか?

ちひろ
ちひろ
院長
院長

安静にしている間に身体の使い方を理解していただき、復帰したら『方向転換』の動作をしっかりできるようにリハビリをしましょう!

『蹴る』とは?

院長先生!

サッカーの試合で走っていたら転んで足首を捻ってしまいました…。

けいすけ
けいすけ
院長
院長

こんにちは!

足首以外に痛めたところはないですか?

足首以外は大丈夫です。

なんか腫れていて、結構痛いです。

けいすけ
けいすけ
院長
院長

まずは、アイシングを行いましょう!

すぐに病院に行き、治療することが必要です。

そっか〜。

治るのに時間かかりますよね

けいすけ
けいすけ
院長
院長

状態にもよりますが、安静は必要かと…

院長
院長

けいすけさんが復帰した時に気をつけていただきたいことがあります!

『蹴る』動作についてご説明しますので覚えておいてください!

『あたり』とは?

院長
院長

こんにちは!ユウスケさん!

今日はどうされましたか?

こんにちは院長先生!

実は、ラグビーをしているんですけどタックルをしたときに肩を痛めてしまって...。

ユウスケ
ユウスケ
院長
院長

それは大変ですね。

早く治すためにも、すぐに治療をした方がいいですね。

できれば大会に出たいんです!

ユウスケ
ユウスケ
院長
院長

状態を見てみないと何とも言えませんが本当は休めるといいですね。

ラグビーをやりながらだと時間はかかりますが治療は必要になると思います!

院長
院長

ですが、すぐに治療を開始すれば、出来る限り大会に間に合うようにしますのでお任せください‼

そうなんですね。

じゃあ、しっかり治療します!

ちなみに自分でできることはありますか?

ユウスケ
ユウスケ
院長
院長

まずは、コンタクトスポーツでの『あたる』動作について

知っていただく事が大切です!

ご説明しますのでご覧ください!

『振る』とは?

院長
院長

こんにちは!
今日はテニスをしてきたようですね!

こんにちは!
そうなんです。今日も練習きつかった~。

スポーツ女子
スポーツ女子
院長
院長

身体の調子はいかがですか?

そういえば肘がちょっと痛いです。。。

スポーツ女子
スポーツ女子
院長
院長

〇〇さんは『振る』動作について意識したことはありますか?

全く意識したことないです

スポーツ女子
スポーツ女子
院長
院長

動作について知っておくとケガの予防にもなるのでお話します!

跳ぶって どんな事??

院長
院長

みなさん!!こんにちは!!
院長です!!

こんにちは!!
最近、膝が痛いんですよ。。

スポーツ女子
スポーツ女子
院長
院長

○○さんは
スポーツなさってますか?

バレーボールをしています!!
アタッカーでエースなんですよ。
ジャンプするのが
多いから膝いたいのかな。。

スポーツ女子
スポーツ女子
院長
院長

○○さんは『跳ぶ』
どんな事かわかりますか??
私もバレーボールしていたので
少しお話させて頂きます!!

分裂膝蓋骨

〇分裂膝蓋骨とは?

分裂膝蓋骨は、膝蓋骨が2つや3つに割れた状態のことをいいます。

10~12歳をピークとして発症し、スポーツ活動の盛んな男子に多いです。
→成長期に特徴的なスポーツ障害になります!



〇発症機転
本症はOsgood病やジャンパー膝などと同様に大腿四頭筋の牽引力が繰り返し膝蓋骨に加わることにより、 膝蓋骨の二次骨化に異常をきたし、骨端症症状をきたすものと言われています。
→膝伸展機構の疾患
→慢性のスポーツ障害であり、膝の前面を中心とした疼痛を訴える疾患の一つになります。



(”出典:公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト第3巻スポーツ外傷・障害の基礎知識”)

分裂する部位は外上方(SaupeⅢ)が最も多く、次いで外側端(SaupeⅡ)に多いです。



〇症状
運動時痛/圧痛/パフォーマンス低下(病期にもよる)
→ダッシュ、スクワットなどの反復動作や強度の高い運動で膝蓋骨の外上方部に疼痛が発症します。



〇診断
圧痛・疼痛部位分裂骨端の大まかな部位の把握
→外上方(SaupeⅢ),外側端(SaupeⅡ)
→分骨片のタイプは分類され外上方

(SaupeⅢ)が最も多く、次いで外側端(SaupeⅡ)に多いです。


(”出典:公益社団法人 日本整形外科学会”)


画像
X-P:分裂の分類(上記のSaupe分類)、膝蓋骨骨折との鑑別
→X-Pで確認できる分裂部に一致して圧痛・叩打痛が見られます。


病期分類(膝蓋腱炎)
膝蓋骨分裂の治療はジャンパー膝の治療に準じて行う為、病期をある程度定めて治療方針を決める必要があります。
また、このジャンパー膝の病期分類の第3,4相に該当する強い症状がある場合は手術することもあります。


(”出典:公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト第3巻スポーツ外傷・障害の基礎知識”)



〇治療
診断の項目で触れたように基本的にジャンパー膝の治療方法に基づきます。
3カ月保存治療で症状が軽快していないまたはジャンパー膝の病相が第3,4相の場合は手術を検討します。


活動継続?安静?
(”出典:公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト第3巻スポーツ外傷・障害の基礎知識”)


ジャンパー膝の病期別の治療法を参考にした場合、スポーツ活動を休止するべきは第3相からとなっています。

そのため、第3相の「運動後も痛みが長引き、満足のできる競技レベルを保つことができない」といった症状が出た場合は競技を休止する必要があります。
→そのため、競技が継続できる(第1,2相)と休止を要する(第3,4相)とは治療が異なります。



競技が継続できる(第1,2相)
・患部周辺SL(近赤外線治療器)
・大腿四頭筋の干渉波+HP(ホットパック)
・鍼治療
・ストレッチ
・テーピング・サポーター
→当院での治療だけでなく、練習前のストレッチと練習後のアイシングを徹底します。

また、患者は10~12歳が多く、管理が行き届かない可能性が高いため保護者の強力が重要になります。



休止を要する(第3相)
・患部周辺交代浴
・大腿四頭筋の干渉波
・鍼治療
・ストレッチ
・テーピング・サポーター
→スポーツ活動休止中でもサポーターを着用します。(治療の促進の為)
→3ヵ月後にX-Pを撮影し、状態を確認します。
→圧痛が引き、腫れが引いて来ればOKC動作から始めます。(2~3週間は安静)



リハビリ
OKC(SLR,QCセッティング)
     ↓
CKC(スクワット,ランジ)
     ↓
    ジョグ
     ↓
    ダッシュ
     ↓
    競技動作
     ↓
   復帰(第1相)

復帰と言っても、第1相となるので練習前のストレッチと練習後のアイシングとテーピング・サポーターは引き続き着用します。

MCL(内側側副靭帯)損傷とLCL(外側側副靭帯)損傷

内側側副靭帯とは大腿骨の内側上顆から起こり内側半月の内側面、脛骨の内側顆につき、膝関節の外反及び下腿の外旋を制御しています。 外側側副靭帯とは大腿骨の外側上顆かから起こり腓骨頭につき、膝関節の内反と下腿の外旋を制御しています。(図)

内側側副靭帯損傷の方が外側側副靭帯よりも頻度が高く、前十字靭帯や半月板など他の損傷を合併することが多いです。
MCL損傷(内側側副靭帯損傷)

発生機序:膝関節に強い外反力が加わり損傷します。

症状:膝関節内側側に運動時痛、限局した圧痛、腫脹がみられます。重症時は受傷時に断裂音(POP音)が聞こえることもあります。膝関節に外反動揺性が出現します。

徒手検査法:外反ストレステスト(外反同様性テスト)/牽引アプライテスト

徒手検査のみでは判断しづらいこともあるためMRIを撮っていただくこともあります。

      ”画像:整形外科 徒手検査法” 外反ストレステストを引用

LCL損傷(外側側副靭帯損傷)
発生機序:膝関節伸展位で強い内反力が加わり損傷します。
症状:膝関節外側側に運動時痛、限局した圧痛、腫脹がみられます。重症時は受傷時に断裂音(POP音)が聞こえることもあります。膝関節に内反動揺性が出現します。

徒手検査法:内反ストレステスト(内反同様性テスト)/ 牽引アプライテスト

                      “画像:整形外科 徒手検査法” 内反ストレステストを引用

治療法:MCL損傷もLCL損傷も治療法はほぼ同じです。急性期はRICE処置を行いましょう(下記参照)

関節の動揺性がみられる場合は固定を施し、免荷をします。前十字靭帯損傷や半月板損傷を合併する場合は手術療法を行います。

 たまるやでは、物理療法として微弱電流(マイクロカレント)、超音波などで修復を促し、テーピングをします。また、大腿四頭筋やハムストリングスを中心に運動療法を行います。

◯RICE処置とは

 Rest(安静):損傷部位の腫張、血管・神経損傷を防ぐために安静を保つことです。
 Icing(冷却):腫張を抑えるために患部を氷で15〜20分冷却します。
 Compression(圧迫):患部の内出血や腫張を抑えるため軽く圧迫をします。
 Elevation(挙上):腫張を軽減させるため患部を心臓より高い位置に挙上します。

運動療法 痛みが軽減してきたら徐々に機能回復訓練を行います。

“画像:下肢スポーツ外傷のリハビリテーションとリコンディショニング(リスクマネジメントに基づいたアプローチ”を引用

その後、競技復帰に向けてのリハビリトレーニングを段階を踏んで行います。

PLRI(後外側回旋不安定性)

今回は膝の後外側回旋不安定性(以降PLRI)についてご説明します。

PLRIは膝の後外側支持機構(以降PLS)や後十字靭帯(以降PCL)が損傷されると生じます。

 PLSとは外側側副靭帯(以降LCL)、膝窩筋腱と膝窩腓骨靭帯によって構成されている靭帯と腱の複合体で、主に膝の外側部分の安定性や外旋安定性のためにはたらいています。

 PLS損傷は比較的少ない症例ではありますが、交通事故など膝関節に強い外圧が加わることで発症します。

 単独損傷は少なく、前十字靭帯(ACL)損傷やPCL損傷などを合併して起こることが多いです。なかでもPLRIに影響を及ぼすのがPCL損傷です。

 PCL損傷を起こすと膝関節の後方への外力への安定性が失われ、よりPLRIが助長されます。

 それでは各症状の症状が疑われるときのテスト法を見ていきましょう。

 まずは膝関節の外旋の緩さを確認するダイヤルテストです。

見てみると左足の方が下腿が外旋しているので左の膝にPLRIの疑いがあるということになります。

 次に膝関節の後方引き出しテストです。

 これは膝関節に後方へのストレスをかけたときに不安定性、痛みがあった場合、PCL、PLSの損傷が疑われる症状です。

30度屈曲で不安定性が出た場合→PLS損傷

90度屈曲で不安定性が出た場合→PCL損傷を疑います。

 次は膝関節の内反テストです。

 これは片方の手の親指で関節の隙間を触知し、逆の手で膝関節に内反方向へのストレスをかけます。

 30度屈曲位のみで関節の隙間が開大する場合はLCLの単独損傷、完全伸展位でも関節の隙間が開大する場合はPLSの広範囲な損傷や、PCLの損傷が合併していることを疑います。

 当院にいらした患者さんのなかにも、PLRIの症状が疑われる方がいらっしゃいます。

 そのなかには普段歩行するときは痛みがなく、運動すると膝の裏の外側が痛くなるなど、そこまで症状が重くない場合もあります。

 しかし、PLRI・PLS損傷などが疑われる場合はすでに不安定な状態になり、症状が出ているため、そこをしっかり固定し、安静を保つ必要があります。

その為、そこまで痛みもないし大丈夫だろうと放っておくとずっと症状が残ってしまいます。少しでも上記の症状が疑われる場合はすぐにご相談ください。